水切書房

CoC6thオムニバスホラーキャンペーン 算定都市シリーズ第1弾 「九〇夜九脚/ナインティナイトナインレッグ」 日常と怪奇に、僕らは住んでいる。 略称：ナイナグ 告知動画 https://twitter.com/ououoyeye/status/1587416460141682688?s=20&t=pKMcOgvRPdp6qEDy9o4_wQ 【こんな方にオススメ】 神話生物がいっぱい出てきて欲しいし、絵もいっぱい見たい キャンペーンに興味があるけど長時間卓は難しい 探索者の日常が好きだけど怖い目にも遭いたい テンポ良く怖い目に遭いたい 【キャンペーン概要】 最短九〇分想定の高ロストキャンペーン。タイマンもしくは2プレイヤー。同一キャラクターのオムニバスホラーが好きな方におすすめ。コンパクトな話が8つあり導入短く分岐が3つ、その手前に命関わる情報一つ。それぞれの分岐の死亡率は10・50・90％。8つの話を越えたら最後に結びの話がひとつ。全体的に文章やわらか。 お選びください、どうぞよろしく。 【11/4追記】 同一キャラクターのオムニバスホラーは「特定の2人組が様々な怪異に会う」という意図で書いています。プレイヤー2名が1人の探索者を2人に増やしてそれぞれ動かすという遊び方はしません。ご了承下さい。 【収録内容】 電子書籍（PDF・縦書き1段組みA6サイズ208ページ) 本文全体約5万6千字 本文分割テキストファイルあり 画像データ総数150枚 【本編】1話につき10分想定 第一話「オープンセサミ」 貴方達は外出しようとした。するとどうしてか、自宅の玄関の扉が増えている。   第二話「隙間から縦の目」 コンビニに行こうとしたのだが、道の真ん中に障害物がある。 第三話「よしてくれよ」 急な雨が降ってきたので雨宿りのために近くの神社へ避難した。 神社の裏手には大きな岩があり、そこには下敷きになっている人間がいる。 第四話「み上げてごらん」 バス停で暇を持て余している貴方の頭の上では、何者かの話し合いが行われている。   第五話「ものかげで待ち合わせ」 貴方が購入した映画館の座席に男が座っている。 第六話「あなたとタンゴを」 人面犬？に「何見てんだよ」と怒られた。 第七話「草臥れ繁盛」 なんだか骨が折れているみたいだ。  第八話「そっとしておいて」 わたしたちは遮断機が降りた線路の中にいる。 最終話「ピープル・イン・ザ・プール」 九つ脚の夜が来る。 【幕間 】1話につき10分想定。 幕間は全て日常を楽しむための話。全カット可能。 1.5話「つめたい皮膚とか」 市民プールに行こう 2.5話「やわらかくして」  市役所に行こう 3.5話「ロングライフ・ロングハッピー」  健康診断を受けよう 4.5話「お慈悲をちょ～だい」  ファミレスに行こう 5.5話「きらきらの中さ」  スーパーに行こう 6.5話「嫁入り未満」  工場見学に行こう 7.5話「どこにいても」  警察署に行こう   【探索者について】 貴方達は健康的な成人男性の肉体もしくは成人女性の肉体を所有している(もしくはしていた)。 そして2人は人生のあらゆる形のパートナーである。血縁・恋愛・友好・肉体・犬猿・ビジネス等、関係性を限定しない。しかし、探索者とKPCは肉体的に同性であり、互いの人生になくてはならないもの同士である。本キャンペーンは継続探索者達で参加可能。継続での参加は引越しが必要になり、新規での参加は現在西熱京に住んでいる事が必要となる。両者ロスト状態からのキャンペーン参加はシナリオ側から何らかの処理が入る事をご了承頂きたい。 条件に合えば生きていても死んでいても参加可能。しかし、神話生物に取り込まれる、精神も肉体も消滅している等の永久ロストは除外する。また、以前にプレイしたシナリオとの兼ね合い・本キャンペーンの背景都合により参加が不可能な探索者も居ることをご理解頂きたい。   【探索者がロストしている状態で参加する場合の事前描写について】 一部告知動画で確認できる状態にしてあるが、購入者の方及びKPは実際のセッションでプレイヤーに開示していただく形が一番望ましい。事前の文章の共有は行わない様お願い致します。   【使用技能について】 「目星 」 「聞き耳 」「精神分析 」「回避」「イタリア語or人類学 」「アイディア 」「医学 」「言いくるめ」 これらの技能を使うが推奨技能では無い為取得は任意。技能値が低かったり、全く持っていなかったりしても問題ない。 【シナリオの舞台】 現代日本「試験都市・西宙方面熱東京」が舞台。医学・建築・機械製造業等の最先端がここにある。 架空の都市だが、概ね東京の様な都市を想定している。現代に生きる我々の技術の半歩先を行っている状態だと想像して欲しい。 　 【諸注意】 本キャンペーンは、人間の感情や生死にあまり執着なくフラットな姿勢で制作した。故に以前に通過したシナリオの後味を濁す可能性がある為、ロスト探索者で参加される際には特にご注意頂きたい。 本キャンペーンは救済・ほのぼのシナリオではない。ハッピーエンドやバッドエンドの判断はプレイヤーの受け取り方に一任される。また本作はかき集めた情報を元に事件を解決しギリギリの生還を勝ち取るという硬派な遊び方をするものではない。どちらかと言えばギャンブルに近いだろう。不安定・不安の浅瀬でゆるやかに足先をチャプチャプさせる様な遊び方を想定している。アルコールが入っていてもセッションが出来る難易度である。 基本的に2プレイヤーを想定しているが、タイマンでプレイしても構わない。その場合、分岐を知っているキーパーはプレイヤーの意志を最優先させ任意の分岐に導こうとしてはならない事をお約束頂きたい。 本作にはグロテスクな表現があるが、出来るだけ端的に、そこにある現象のみを描写する様に心掛けている。ホラーではあるが、ゾッと血の気が引く様な事柄や描写が絶え間なく続くヘビーなものではない。またホラー表現としての曖昧さ・不気味さの為に一部真相を明記していない箇所がある。本作を手に取る際には、これらの旨をご了承頂きたい。